60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

「推し」の起源

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昨日、帰路西北によって、観てくる。
帰宅後、5chの狼板や羊板など眺めていて、今泉監督と原作者劔さんとだとか、出演者同士の対談などの動画があるのを知り、さっそくそちらも観てみる。
2000年代前半に「推し」の語はもうあった等々、時代考証的な話がおもしろかった。

 

映画の方の感想は、モーヲタでもハロヲタでもないので、わからない点多々なのだが
時代の空気感などはなんとなくわかる。想像していた以上に、原作に忠実だった。
ただ、劔樹人松坂桃李の脳内変換が、やはりスムーズにいかない。「サルビアの花」は、けっこうツボだったけれども。
あと、あの頃と今とでは、動画の画質がかなり違うので
当時のコンサート映像などを使用した箇所には、いかにもはめ込みました感をおぼえてしまった。
ボヘミアン・ラプソディ」みたいなわけにはいかないんだろうなぁ。
興行収入、それほど見込めるというわけではないだろうし(封切り初日の昨夕で観客10名程度)。
でも、刺さる人々には、確実に刺さるのだろうから、末永く配信や円盤で観続けられてほしいものだ。
仲野太賀と若葉竜也の安定感。中野英雄の子とは知らなんだ。コカドケンタロウ、健闘。
山中崇は、ペンションメッツァのヤッホーヤマビコの印象が強すぎて……

 

モーニング娘。板で、「ぱいぱいでか美、どこに出ていた」議論が起こっていた。
けっこうわかっている人が多い。いや、その情報量や解像力は、さすが。
こちらはエンドロール観てて初めて出演を知ったが
どこのシーンに何役で出ていたか、皆目見当がつかなかった。

 

今日も登校して、教務・原稿など。あと松平璃子SHOWROOMを観る。
3万4千人視聴かぁ。長濱ねる、weibo配信10万超えとかみると、人口の母数のもつ意味の大きさを感じたりしてしまう。

 

中森明夫『キャッシー』文藝春秋、2021年

 

アイドル好きの少女が超能力をもって……というシンプルな設定だけで、ファンタジーとして最後まで押し切ってほしかったような。
実在の固有名やモデルとなる出来事が散りばめられている分、物語に没入しきれなかったかなぁ。