60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

最終講義

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昨日は同僚の先生の最終講義。中国・長春に生まれ、中学から高校にかけての時期に文化大革命に遭遇し、紅衛兵への憧れもあったが、お父様が国民党のそれなりの地位の方だったのでそうはいかず、内モンゴル下放される。

通っていた中学は長春のかなりの進学校で、ふつうならば7~8割が大学に進学するようなところだったが、同学年300名程のうち、結局大学まで進めたのは、先生おひとり。

しかし、長らく大学入試が停止していたので、大学に入ったときにはもう20代半ば。30手前で国費留学で筑波大大学院にいけたが、日本語はそこから。筑波大で博士号をとり、国連で4年働いた後に、日本の大学に就職して十数年、その後本校に移りまた十数年。

なかなか波瀾にみちたお話だが、まぁじつにポジティブな方で、あのバイタリティで定年は惜しいなぁと思う。

それから、ぜんぜん話は違うが、こちらは農村ではなく、広告会社の片隅でひたすらコピーを書いていて、大学院にもぐりこんだのが29歳。なんか、励まされる。

 

今日は3年ゼミと通院。