60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

スコットランドの日々(3)

そういえば、映画“blassed off”をみて、はじめてイギリスでは
管弦楽=ミドルクラス・カルチャー、吹奏楽=ワーキングクラス・カルチャー
という種別があることを知りました。
同様にクリケットフットボール、ウィスキーとビール and so on


それから「鳥を飼う」というのも、ワーキングクラスの文化のようです。
考えてみれば、“Kes”がそうでした。
リトル・ヴォイス”でも、ユワン・マクレガーが鳩飼ってました。
アイリッシュの話ですが、“The commitments”にもそんなシーンがあった気がします。
高校出て、地元で職を得て、地元のフットボールチームをテラスやパブで応援…
大学行くやつは、地元はなれて、標準的な英語使ってpen-pushingな仕事してるけど…
みたいな感じです(テラスは、もう無いようですけど)。

あと、スコットランドだと、ハイランドダンスとかバグパイプバンドなんかも
そんな匂いがします。
ハイランドゲームを見に行くと、猛禽類のショウなどもありました。
ハイランドゲームのメインは、
大男たちの力比べと、バグパイプバンドやハイランドダンスのコンテストでしょうが、
バグパイプ・ソロ、少年の部、なども会場の片隅でやってました。
小太り・赤い頬の気のよさげな男の子が、一生懸命吹いてます。
よっ、がんばれよ〜とひやかしにきている、奏者の幼馴染らしき
ゴスやヒップホップの中高生カップルは、人目はばからず、いちゃいちゃしてます。
でも、吹いてる彼は、たぶん童貞〜。


ハイランドダンスの方も、ティーンになってもやってる女の子は、
う〜ん、って感じでした。
ハイランドダンスな女の子とバグパイプな男の子は地元に残り、
結婚し、自分たちの子どもや地域の子どもにハイランドダンスやバグパイプを教える再生産。
日本だと(大阪南部限定?、私たちの世代限定?)、
子ども会のソフトボールチームの面倒を、よくヤンキーがみてるって感じでしょうか。


ちなみにスコットランドのナショナルスポーツは、カーリングです。
どこまでも地味です、スコティッシュ