60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

学会デイズ

所属学会はいくつかありますが
主体的にコミットする学会はなく
自ら進んで学会発表をしたことはなく
(非会員である学会で言い逃げみたいは報告をしたことや
ワークショップのおちゃらけコメンテーター経験はあり)
学会の大会の運営などに深く関わったことはなく
セッションの司会をしたことも数回のみ
子育てであまり最近いろんなところに顔を出せず
顔を出しても報告つまみ聞きするだけで
懇親会(立食パーティ)は基本苦手‥
みたいな非学会的人間として生きてきましたが、
この週末は某学会の運営委員として3日間京都に通いました。


金曜10時に某氏と京都グランヴィアで待ち合わせて、
別件軽く打ち合わせの後、11時半に会場入り‥。
まぁ昨年入会したての学会で、右も左もわからず
運営委員といいながら、基本ユーティリティ要員というか、
エマージェンシー要員(スタッフ控え室で弁当だけはちゃんと食べる人)なので
各種委員会の時間帯は全身マッサージで時間をつぶし
(京都駅前の会場なので、何かと便利)
その後、理事会などにも陪席。
そこで某氏と久しぶりに会えたので、梅田で飲んで帰宅。


土曜日は9時過ぎには会場入りして、会長の開会挨拶などもちゃんと聞く。
その後、統一論題報告の司会。相変わらず下手な進行だが、なんとかこなす。
そして基調講演‥。交渉にあたった先生方が無事到着。
力の入った講演で、オーディエンスの反応もよし。
肩の荷が8割がた落ちる。その後のシンポジウムは
パネラーの一人として登壇し、10分ほど話す。余計なこと言いすぎ。
でもともかく終了。そこで電池が切れたため、会員総会の時間帯は
ラーメン(第一旭)食べて、今度は上半身のマッサージをうけながら爆睡。
懇親会のため会場の戻ると、いきなり主催校挨拶をふられる。
他の委員を探すも、皆払底。ボロボロの挨拶をする。
あいかわらずアドリブきかず。でも、そんなのかんけぇ‥


日曜日も9時前には会場入り。
自由論題報告の一つのセッションの後半部の司会があたっており
自分的には異例中の異例な律儀さで、前半部からちゃんと聞く。
後半部の報告者は顔見知りであり、報告内容もおもしろく
自分的には異例中の異例ながら、楽しく司会できる。
午後の学会プロジェクト報告にも出席したが、ここにきて爆睡。
(あとで報告者の先生に「ほとんど寝てましたねェ」とあきれられる
でも、そんなのかんけぇ‥)
副会長の閉会挨拶の場でも爆睡というのはさすがにまずいので
もう一本の報告は失礼し、足つぼマッサージを受けながら、さらに仮眠。
閉会の挨拶にはきちんと戻るが、こんなに長時間学会にいるのが初めての経験なので
運営委員としては最低の所業ながらも、最後までお付き合いせず帰る‥


要するにスタッフ控え室で弁当食って、マッサージ受けてた3日間でした。
学問的刺激は、自由論題の司会してた時間帯がいちばんあったよう。


で、なぜこんなに爆睡してたかと言うと、京都まで長距離通ってたからという以上に
日本映画専門チャンネルで「加藤ローサ特集」をやってたからです。
この学会期間中に「いちばんきれいな水」と「シムソンズ」をみました。


以前、「Taki183」と「Catch a Wave」における加藤ローサの怪演について書きましたが
いちばんきれいな水」「シムソンズ」は、拍子抜けするほどまともな映画でした。
もともと地があれなので、「いちばんきれいな水」みたいな素っ頓狂な役はハマリ。
しかし、古屋兎丸って、最近はこういうマンガ描いてるんだ‥
シムソンズ」は不覚にも、グイグイひきこまれてしまう。
学会参加でこちらの精神が弱っていたせいもあるけど
加藤ローサ、いくつかのセリフ外してるけど、なんとかなってる。
これは、素でできる役だからなのか、監督がうまいのか。
(ググってみたら、「キサラギ」の監督でした。納得)
星井七瀬、意外とえぇがな、えぇがな‥


学会というものに出続けて、中高年(自分を含め)を山盛り見続ける日々にあって
一服の清涼剤(←月並)ってことですな。