60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

神々の明治維新

以下は、本務校の図書館から「教員のお薦め本」を一冊、といわれて書いたものです。


神々の明治維新神仏分離廃仏毀釈
安丸良夫
岩波書店岩波新書
1979年(初版)
<推薦理由>30年前、高校2年の冬に読んで衝撃を受けました。単なる政権交代ないし内乱と思っていた明治維新が、これほど大きな社会的な変動であり、広範な人々の意識の転換点であったのかと驚きました。受験のための勉強などトットと終えて、こんな世界を覗いてみたいものだと心底思いました。私にいわゆる「文転」と、日本史と倫理社会(当時)での大学受験を決意させた思い出の書です。今読み返してみても、新たな発見があります。


シド・ヴィシャスも死んじゃって
あとは受験勉強だけかぁ、と暗澹としてた頃。
でも、今から考えれば、高校生だなぁと思うのは
著者の勤務する大学・学部ではなく、出身の大学・学部を目指してしまったこと。


で、翌春からはその大学・学部に入り、読んだ本を記録し続け、今日に至る。
昨年のを足すと、6千と数十冊でした。
30年かかって、6千冊の本を読み、6冊の本を吐き出した計算になります。


あと20年生きて、計1万冊の本を読み
最低4冊の単著が書ければ、本望かなぁ。
少なくともサム・クックの2倍は生きたいと
昨晩の「ソウル・ディープ」を見て思いました。