60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

昭和が終わる頃、ライターだった


日曜早朝の弁天池。左上に甲山。


北尾トロ・下関マグロ『昭和が終わる頃、僕たちはライターになった』ポット出版、2011


一仕事後のエアポケット期に、一気にはまる。おもしれぇ〜
古本屋業で傍聴マニア、とか、露出系・体当たり系の人、くらいの印象しかなかったが
あ〜、そういうプロセスで、こういう20代を、と納得・共感しきり。
坪内祐三氏と同様、トロ氏・マグロ氏ともに3つ年上。でも、まぁ同世代。
(完全同年生は杉作J太郎氏、高橋秀実氏…)
50万円のワープロ専用機やらスキーブームやら出版社名入りの原稿用紙やら…


こちらも1984年に、会社の辞令で、名刺にライターと刷り込まれる身となった。
以降、平成の元号をまたいで、1991年までライター職。時代の空気感はよくわかる。
(その後、大学院生(人事局付特別職・休職)→ライター職→経営管理職(笑)→教員職)
関連会社のリクルート・フロムエーが、フリーターという語を押していたころ
本体の就職情報などでは「プータロー」を使っていたのか、と再発見。
そういえばフロム・エーに、クマのプーさんをプレゼンに持っていき、一蹴された記憶がある。
ケンドーコバヤシの「ヒトのプー」というネタが、つまらないけど好きだった。A・A・ミルン


そうした同世代感とともに、こちらの内実はトロ氏的だが
生まれ育ったエリアの関係でマグロ氏的な感じも共有できる、
という両者両様によくわかる感が、はまった要因のように思う。
マグロ氏は桃山学院大卒なので、狭山駅近くのボロアパートやら、
北野田のパチンコ店や、リクルートスーツを買った長崎屋などなど。
桃山学院大がまだ和泉中央に行く以前のこと(跡地は現立命館初芝小・中・高)。


ところで出版業界、どうなるんだろう。
何冊か本を出し、これから出そうとする身で言うのもなんだが。
それでは食えるようにはならなかった(今もそう)ライターとしては、いろいろ物思う。


今日は午前中院ゼミ、午後取材対応、そのあと会議。
そう言えば先週取材対応した件、「マモレ!絶滅ニンゲン2011」として
7月18日(月曜)深夜0時13分〜深夜1時08分にテレビ東京で放送とか。
テレビ大阪ではネットされないようなので(今のところ)ひと安心。