大澤聡『批評メディア論』岩波書店、2015
蟹めんま『バンギャルちゃんの挑戦』KADOKAWA/エンターブレイン、2015
並行して読むと、いろいろ考えてしまう。
バンギャルが、それ以外のファンダムをのぞこうとすると
そのファンダムにひきずり込もうとするファン(信者)たちの
あの手この手の魔の手が…というところが読みどころ。
論壇・文壇は、そのよさを「布教」しようとするファンに
恵まれなかった(というか、やはり批評を好んで読む人は
批評することが好きなので、布教には不向きってことかも)。
人文系の学部潰しって話も、当事者ないし卒業生が
布教への情熱をもう少し持てていればなぁ、という気がする。
中でも宝塚ファンダムは圧倒的。
そのおひざ元に住んでるわりには、
まったく何も影響受けてないけど。
昨日「経世済民の男」こと小林一三をやってたけど…。
昨日は家族で新古書店、家電量販店、百均ショップ、
ラーメン屋などを転々と。阪急沿線でもマイルドヤンキー。
百年かけて、どこにでもある農村地帯から
どこにでもある郊外へと戻ったような気もするし
これはこれで中産階級のユートピアという気もする。
ラーメンそこそこおいしいし、百均の品揃えバカにならないし。
安藤宏基『勝つまでやめない!勝利の方程式』中公文庫、2015
こちらは、池田からグローバル企業になったという話。