60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

【61年生7】簇生する族

で、DCブランドブームの申し子こと、80年代カラス族ですが、その中には
それらデザイナーズたちをフィーチャーしてきた『an-an』読者も、当然多かったと思われます。
コンサバな男ウケ『JJ』vsインディペンデントな『an-an』…
みたいな対立構図が、たしかに80年代半ばにはありました。


しかし、70年代に関していえば、
昨日も述べたように、『an-an』でもニュートラやらサーファーやらが紹介されてました。


そして昨今のカラス族ですが、祭、ホスト、スカウト…
どれをとってもヤンキー・テイストは否めません。
ヒルズ族などは別にして、現在若者を「〜族」で括る場合は、
二輪・四輪がらみの若者集団、もしくはその周辺ないし地続きに存在するヤンキーたちが
もっぱら指示対象とされています。峠を攻めるローリング族ゼロヨン族ドリフト族
首都高のルーレット族に、阪神高速環状線の環状族。
大黒パーキングに集まるパーキング族、高級セダン改造派のVIP族。
関西版の新聞やニュース番組で確認した限りでも、
順繰りに女のコの乗るクルマをナンパして回る、周回族、グルグル族、ナンパ族。
派手な改造のギンギン族や、デカイ音を流すウーハー族、梅田ナビオ前のナビオ族、アメ村族。
果ては、集団暴走行為を見物しにくる期待族…。
80年代以降、下火になったとは言いつつ、脈々と続く「暴走族」が範型となり、
クルマ関連の逸脱行為をする青少年集団こそが「〜族」である、というか
「族」といえば、「暴走族」の略称であるとの認識が、ここ十数年で広まった感じがします。


80年代には、まだいたんですよ。DCカラス族だけではなく、渋カジ族、おたく族…
オレたちひょーきん族、なんて番組もありました。


おたく族。懐かしいですね。
オタクやotaku、ましてやアキバ系やら萌え系やらといわれるよりは、しっくりきます。


『ナニワトモアレ』というマンガが好きなので、環状族のことはいずれまた。
でも、大阪でいちばんクールだったのは、鉄を食らうアパッチ族だと思います。