60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

パチキ

ずいぶんタイミングずれてますが、DVDで映画『パッチギ』を見ました。


銀閣寺裏の、山の上にあった京都朝高。
大学時代、麓の北白川に住んでいたので、たいへん懐かしい。
銀閣寺道という朝高生の乗り降りするバス停付近に、私設図書館なるものがあり、
よく利用してました。80年代になっても、その図書館の外壁には、差別的な落書きがありました。
(当然Graffitiにあらず、鉛筆書きとかでしたが)
西部講堂前や加茂川・高野川の合流点なども、たいへん懐かしい。『ヒポクラテスたち』〜


「パッチギ」とは、頭突きの意なのでしょうが、大阪での中高生時代、
周囲では「パチキ=額の剃り込み」というコトバが使われていたように思います。
なんか関係あるんでしょうか。ちなみに、タバコはタンベでした。
大阪では70年代、暴走族の合従連衡の中から
「日韓連合」なるグループが、最大勢力となったりしていました。
映画『ガキ帝国』でも、ハングルが飛び交うシーンがあります。故趙方豪に合掌。


『パッチギ』の中で、韓国からの密入国者に「金太郎」という名をつける件があり、
唐突ですが、大木金太郎というプロレスラーのことを思い出しました。
得意技は、ヘッドバット一本。在日コリアンのレスラーでした。
(昨年末に読んだ森達也『悪役レスラーは笑う』にも登場)


昨年末に見た『カーテンコール』という映画も、済州島出身の幕間芸人の物語。
井上尭之の老けっぷりにのけぞりましたが、けっこう個人的にはツボにくる映画でした。
舞台は下関。故松田優作に合掌。