60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

確定

あ~、久しぶりに5万人台。一般入試の方法の変更などがあっての数値だろうが、まぁ、なにより。

 

学部長をやっていた頃、前々首相のもと進められた高大接続改革に翻弄された挙句に、唐突な撤回、今ではその主導者たちが疑惑で指弾されている…

でも、高大接続改革の着想・着眼自体は、まぁ正当だったのだと、昨今の筑波大や東北大をみていてそう思う。

国全体を一気に、一律にということではなく、個々の事情にあわせた改革であるべきところを、功名心に駆られてということなのか何なのか、強引に過ぎた。

 

文教族に対する不信感は、教育、とりわけ入試制度の場合、派手な改革を打ち出して、やってる感を演出しやすく、人目も引きやすいかもしれないが、その施策の結果が出る頃には、ご当人が引退ないし逝去となっている場合がほとんどであるがゆえのもの。

 

今日は教務、校正や町内の懇親会など。

 

金成玟『日韓ポピュラー音楽史慶応義塾大学出版会、2024

 

李美子はわからないが、李成愛・吉屋潤・チョーヨンピルからXGやimaseまで、李博士も懐かしいなぁ。さすがに2023紅白には言及無いけど、いや、これだけ時間的にも空間的にも見晴らしのよいというか、見通しのきいたポピュラー音楽論はあまりない。勉強になりました。

日本の音楽事情すらもあまりよくわかってない人間だが、CMやドラマタイアップから、動画共有サイトでの歌い手やボカロP、もしくはJ-Animeがらみへ、そしてそこでJ-POPの新解釈というか進化系のような才能がフックアップされる仕組みへ、という傾向はなんとなくわかる。

次の展開は全く予測できないけど、なんか、キーワードは多様性のような気がする。知らんけど。でも、経産省的なJapan Coolでないことだけはたしか。