60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

脇道を知らなかった頃

金曜日、院ゼミ飲み会。
指導・副指導として関った学生3名修了、2名後期へと進学。
北新地の外れの小学校風(?)居酒屋にて。


一足早くJR北新地駅へ。堂島のジュンク堂など。
唐沢なをき『まんが極道5』エンターブレイン
南勝久『なにわ友あれ15』講談社などを仕入れ、時間を潰す。
この二冊をチョイスする人間というのは、かなりレアかも。


居酒屋では職員室(設定の個室)で8名で飲む。
途中、抜き打ちテストなどあり(知恵袋はナシ!)。
ただ一人満点を取ったため、学生から
「先生はやればできる子やから」と言われる。
……。
ともかく、「やればできる子」は、親から言われない方が
いいフレーズかも(cf.『まんが極道』「うそつきくん」)。


土曜は朝からまたしても東京へ。
体調悪し、胸やけ、胃のもたれ。二日酔いか何だかは不明。
品川→浅草線三田線→神保町→買い込んだ古本を宿に預け
再度都営三田線にて春日まで。


20年ほど前の社会人院生期、巣鴨〜春日間を通学していた。
小岩から巣鴨に移ったのは、余り深い考えもなく
もうすぐ東京本社が丸の内と神田に分かれるというから…
どちらにいかされたとしても、山手線で東京でも、
三田線で神保町でも電車一本でOKなように巣鴨
という選択からだった。しかし、ひょんなことから通学。
とげぬき地蔵のまん前、隣室は、『御緩漫玉日記』的世界…


春日からの道は身体が覚えているだろうと思ったのに
やや裏道をさまよう。なんか、あの頃、わき目もふらずに
歩いていたような…。よく見れば、風情のある一角なのに。
合格発表を見た日が、湾岸戦争が始まった日だった。
さしものバブル景気も一段落、2年間大学院に逃避も悪くない
戻った頃にはまた景気も上向きだろう…などと甘いこと
考えていた(その後一度も日本経済は浮上せず)。


正門前のルオー。ここまで来た以上は体調悪くても、カレーだ!
正門・赤門間の風景に安藤忠雄はどうなんだろうと思いつつ
シンポジウムはおもしろかったし、上映された映画も収穫。
(白雪姫7人の小人の蚊退治とか蠅の産卵とか蛆虫のアップとか)
やはり体調悪く、土曜は早々に退出。宿で映画『タギング』を観る。
基本的にB級・Vシネのラインアップの中に、なぜこれが…


日曜日は南北線で来てみたり、散歩してて懐徳館など発見したり。
大江戸線本郷三丁目駅というものまで見かけ、隔世の感あり)
やはり昔は、わき目もふらずに歩いてたんだと思う。
中村さんの映像分析、やっぱフィルムスタディーズだなぁ。さすが
アメリカのプロフェッサーはやはりレクチャー上手。よくできてる。


そんなこんなで、東京駅キャラクターストリートでお土産を仕入
帰宅(スィートプリキュアとか、レゴのトイストーリーものとか…)。