60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

恵送御礼

またしても縦横の調整がつかない。表紙のサイコロは???と思ったが、読んで納得。

 

同僚の奥村先生よりのご恵投。サバティカルを有効活用しておられて偉いなぁ、と思う。1カ月ほど先に生まれた身としては、もう少し何かしないと…とも思う。また、フーコーやゴフマンよりも、いつの間にか長生きしている身としては…、もうちょっと何とかしないとなぁ。

 

さて、アルマはスラっと読めると思い読み始めたが、分量もやや多めで、内容も弩級フーコーフェミニズム、従属理論、世界システム論、ルーマンetc.は、自身非常に弱い部分(難解過ぎて投げてる部分)なのでで、手がかりを得られたようでありがたかった。

 

あと、ホブズボーム絡めながらの、社会学という学問の成り立ちの俯瞰は、自身がなぜ20代後半に社会学面白そうと思ったのかという謎への、一つのヒントとなる気もした。学部時代、日本近世後期(近代への移行期)の町方・在方の文書をおもしろがって読んでいたが、その頃西欧で社会学が立ちあがったというのも、何か自身の興味関心に通底するものがそこにあった気がする。

知らんけど、としめたくなるが、もうちょっと考えてみる。

 

松本周『広告狂想曲24時間』角川文庫、2018

中村航『広告の会社、作りました』ポプラ文庫、2023